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医師として生きる 4:学会の思い出
2020/06/16
こんにちは。
院長の鈴木です。
今回はシリーズ4となります。どうぞお付き合いくださいませ。
◆シリーズ4:学会の思い出
今回は医局時代の学会発表について振り返りたいと思います。
大学の医局にいると、好む・好まざるにかかわらず、学会発表をさせられます。
段階的に、最初は地方会という関東地区のみのこじんまりとした学会での発表。
この地方会を何回か経験して、ある程度学会発表の要領をつかんだ後は、日本形成外科学会総会などの年に1回行われる全国レベルの学会にデビューすることになります。
この総会は全国の大学の形成外科の教授が持ち回りで開催しますので今年は北海道、来年は九州と毎年参加していると全国各地を回ることができます。
自分の発表がなく、人の発表を聞くだけのときは半分旅行気分で気楽に行けるので良いのですが、自分の発表があるときには、学会1ヶ月前から地獄の毎日が続きます。
総会等での発表の場合、まず自分の準備、資料作りは、数ヶ月前から始めます。
そして、約1ヶ月前からは予演会というリハーサルのようなものが医局の中で行われ、教授のOKが出るまで、場合によっては学会に出発する直前まで続けられます。
なかには、出発後の飛行機の中ですらも、教授から原稿を直されていた同僚もいたくらいです。
とにかく厳しい教授で、普段はなるべく教授とは目を合わせないようにしているのですが、学会前だけは厳しさがさらに増した教授の目から逃れることができません。
けちょんけちょんに発表内容をけなされ、最初からやり直しをさせられるのは毎度のことでした。
教授の口癖は「お前の目は節穴か?」で、どこからか新しい文献を見つけてきては、「お前はこんな重要な文献も読んどらんのか!」と毎日のように怒鳴られ、あわててその文献を読んでは内容を修正するという繰り返しが1ヶ月近く続きます。
したがって完成する頃には肉体的にも精神的にもくたくたになってしまいます。
しかし、それほどまでに練り直された発表は非の打ち所がないレベルまで完成されたものとなっており、本番では自信を持って発表することができました。無事に発表を終えたときの充実感は言葉では表現しきれないほどのものでした。
学会発表にまつわる思い出は、大学病院勤務中の苦い思い出ではありますが、今となって思うと、こんな親身になって教育をしてくれる人はもう現れないんだなーと、寂しさすら感じます。
もうお亡くなりになってしまった教授ですが、いまだに夢に出てくることもあります。
もちろん、夢の中でも「お前の目は節穴か?」と怒られてばかりです。(笑)
ここまでの長文お付き合いありがとうございました。
また次回は医師として生きる5で。
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