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医師として生きる 5:医局長時代(その1)
2020/06/23
こんにちは。
院長の鈴木です。
今回はシリーズ5となります。どうぞお付き合いくださいませ。
◆シリーズ5:医局長時代(その1)
入局しておおよそ10年が経過した頃、私の尊敬する教授が退官されることになりました。
新しい教授が就任され、形成外科学教室として新たなスタートを切ることになるのですが、以前から講師をしていた先生がそのまま教授に昇格されたので、新たなスタートといってもそれほど大きな変化は感じませんでした。
余談ですが、教授が退官される際には、教授の任期中の業績を取りまとめるという意味でも、博士号を多く付与する傾向があります。
もちろん、私もここぞとばかりに実験結果をまとめて、論文にして提出し、何とか博士号を取得することが出来ました。
※退官前のギリギリのタイミングでしたので大慌てでした。
博士号があるからといって待遇が特段変わったりするものではないのですが、名刺に「医学博士」と表記は出来ます。(笑)
新教授の就任に伴い、それぞれのポストもひとつずつ順繰りに上がり、私の場合は助手から講師という立場に昇格しましたが、特段、仕事内容が大きく変わるわけではありませんでした。
医学部の学生に対する講義が少し増えたくらいだったと思います。
医局時代、ポストが変わって一番面倒だったのは、「医局長という仕事」を拝命した時でした。
次回にも続きますが、医局長というポストになると、一気に事務的な仕事が増えてきます。。
会議も、書類も増えてきますし、医局員の不平不満の処理もしなければなりません。
教授からの指示も直接受けて医局員に伝達しなければなりません。
いわゆる、中間管理職という立場になります。
医局長は1期2年で大抵の場合は再選はなく、その2年間大きな事件もなく平穏に過ぎていってくれることを願うだけなのですが、私の医局長時代にはなぜか色々なことが起こってしまったようです。
ここまでの長文お付き合いありがとうございました。
また次回は医師として生きる6で。
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