幹細胞療法:間葉系幹細胞療法

ご自身の脂肪から採取した細胞を培養し、純度の高い幹細胞にして点滴投与致します

目 次

  1. 再生医療とは
  2. 幹細胞とは
  3. 幹細胞療法を提供可能な施設とは
  4. 幹細胞療法 治療の流れ
  5. 料金
  6. 脂肪由来幹細胞点滴の効果について
  7. よくあるご質問

再生医療とは

再生医療は、患者様自身の細胞や組織を採取して培養・加工し、ご自身の体内へ投与・注入することで加齢や病気やケガ等によって失われた組織を修復していく治療法です。
※他者の細胞を用いる場合もあります。

当院では患者様の腹部から採取した脂肪を培養・加工し大量に増殖させたのち、その細胞を点滴によって再び体内へ戻していきます。

幹細胞とは?

幹細胞は、自分と同じ細胞を作る能力(自己複製能力)と別の種類の細胞に変化する能力(分化能力)を持つ細胞です。抗炎症作用と免疫調整作用もあり、骨細胞、軟骨細胞、線維芽細胞、骨格筋細胞、神経細胞、脂肪細胞など、さまざまな細胞に分化し、ダメージを受けた組織の再生を促します。

ですので、ご自身の幹細胞を大量に培養し、それを点滴で投与してあげることで、体内の損傷した部分を再生させ本来の機能を修復・改善させることが可能となります。
幹細胞点滴は、幅広い疾患に効果をもたらすとされています。

間葉系幹細胞

幹細胞のホーミング作用

点滴によって体内へゆっくり注入された幹細胞は、血管を通じて全身を巡り治療が難しい組織や臓器にも到達し修復を行います。
この作用は「ホーミング」と呼ばれ、幹細胞が損傷した部分に自然に集まり、修復を行います。ホーミングとは、英語で「homing」と書き、動物が自分の巣に帰るように、幹細胞が損傷部位に集まる性質を指します。

幹細胞治療はこのホーミング作用を利用して、体の負担を最小限に抑えながら細胞の修復・再生を促進し、健康な状態へ導きます。さらに、幹細胞は肌の再生能力も活性化し、長期的な効果が期待できるとされています。

幹細胞療法を提供可能な施設とは

幹細胞療法を提供可能な施設

上述したように、幅広く高い効果が期待出来る幹細胞医療ですが、どの施設でも治療提供が可能な訳ではありません。
細胞採取・培養・加工の安全性や管理体制等、厳格な審査基準をクリアした施設のみが治療許可が認可され、治療が提供出来るようになります。

ドクタースパ・クリニックは、厚生労働省に第Ⅱ種再生医療等提供計画を提出し正式に認可を受けた施設ですので安心して治療をお受けいただけます。
再生医療等提供計画番号: PB3230031

当院は、非常に高い品質管理体制と技術力を持った細胞培養施設(CellProcessingCenter)と提携しておりますので、採取した細胞から非常に純度の高い細胞をご用意することが出来ます。

幹細胞療法 治療の流れ

①インフォームドコンセント

カウンセリング

治療の対象となるか医師と相談して下さい。
現在の患者様の症状、既往歴、治療の期待される効果、副反応について説明します。


②術前検査

治療を受ける事が決まったら、脂肪採取の日時を決定します。
事前に血液検査、感染症の有無を調べる検査を実施します。
結果によっては治療を受けられない場合もあります。予めご了承ください。


③脂肪組織の分離

脂肪組織の分離

腹部(臍の中)を1~2mm切開し脂肪を10~20cc程採取致します。(入院の必要はありません。)
臍の中を切開しますが、傷は大きくても5mm以内ですのであまり目立つことはありません。


④細胞分離および培養・品質管理

採取された脂肪組織から幹細胞を分離し、 4~6週間かけて大切に培養します。
厚生労働省の認可を受けた細胞培養センターにて厳しい規格に基づき管理されます。
完成した細胞の安全性検査及び確認・純度検査を行います。


⑤投与日の決定

細胞培養開始から2~3週間後に来院していただき、治療予定を決定します。
現在の培養状況、投与前日の制限事項等を併せてお知らせいたします。
体調を崩さないように注意しましょう。


⑥投与:脂肪由来幹細胞点滴

脂肪由来幹細胞点滴

投与当日に細胞を解凍・充填し、患者様へ静脈点滴を行います。
投与当日、まず診察を受けて頂き、投与に問題無いと医師が判断した場合に治療が実施されます。
投与は300mlの生理食塩水に培養した幹細胞を混ぜて点滴します。
90分~120分程かけてゆっくりと点滴を行って参ります。
医師・看護師の管理下で行われます。

脂肪由来幹細胞点滴の治療料金

※当院の脂肪由来幹細胞は1回で3億個を投与致します。

回数 投与費用(税込価格)
1回目投与費用 3,300,000円
 脂肪採取費用含む
2回目投与費用 3,080,000円
3回目投与費用 3,080,000円

幹細胞点滴後、患者様からよく聞く効果について

よくあるご質問

幹細胞も少しずつ年を取りますが、身体を治すためには十分な活力を持っていますので特に制限はございません。一度ご相談にいらしてください。

当院では1度の点滴で3億個を投与致します。
一度に大量の投与を行うと、肺塞栓のリスクが高くなります。3億個の静脈投与は予備研究によって導かれた、安全性を維持出来る範囲内では最も高い細胞数です。
Passage数が高い、あるいは分化傾向にある幹細胞は凝集を作りやすいため、治療に用いる幹細胞はPassage数の若いものを用いることで細胞塊が出来るリスクを抑えています。
また、充填直前にセルストレーナーを通すことで点滴バッグ内への細胞塊混入を防止しています。

細胞の状態にもよりますが、最低でも10回分以上の細胞は確保出来ます。

お薬と同じで間をあけてもそれないの効果が望めますが、定められた間隔で投与したほうが相乗効果が期待できます。また、3回を1セットとしておりますが、それ以降の回数に制限はございません。

採取した脂肪組織を抗生物質を用いて洗浄します。
また、すべての製造作業を清浄度管理区域にて実施することでコンタミネーションを防止しています。

スポーツ選手のように極端に脂肪を絞っている場合、十分な脂肪を確保できないケースがあります。
このような場合には、Passage数を上げることで対応することは可能です。一度ご相談ください。

はい。ご自身の細胞を点滴投与しておりますので献血は可能です。

脂肪細胞を採取する前後についてはお控えください。点滴後は運動・生活ともに制限はございません。

原則お控えいただいております。

幹細胞が体内の炎症を幅広く抑制します。特に無自覚な炎症を抑えられることで、身体の軽さを自覚出来るケースが多いようです。

がん患者の方には原則禁忌としています。

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